• 印刷する

コンテ首相、辞任表明=新政権樹立目指す

イタリアのコンテ首相は26日開いた閣議で、辞任の意向を伝えた。連立政権は先に、レンツィ元首相率いる新党「イタリア・ビバ」の離脱によって上院での過半数議席を失っており、コンテ首相は新政権の樹立を目指すとみられている。新型コロナウイルスの流行と深刻な景気後退への対応を迫られる中、イタリアの政局は混迷を極めている。ANSA通信などが伝えた。

コンテ首相は同日中にマッタレッラ大統領に辞表を提出した。同大統領が改めてコンテ氏を首相に任命し、新内閣の組閣権限を与えれば、コンテ氏は現在の少数政権に代わる新たな多数派政権の樹立を模索する。組閣に失敗すれば首相交代。それでも政権が樹立できない場合は解散総選挙となる。

解散総選挙になれば、ベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」とサルビーニ前内相率いる「同盟」による右派連合の勝利が有力視されている。そのため、連立政権を構成する反体制派の「五つ星運動」と中道左派・民主党、左派政党「自由と平等」(LEU)はいずれも、コンテ新政権樹立を支持する姿勢を示している。

コンテ首相を巡っては先に、代議院(下院、定数630)と元老院(上院、定数315)で信任投票が行われ、いずれも賛成多数となり政権崩壊を免れていた。


関連国・地域: イタリア
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

ウニクレディト、バンコBPMの買収断念(07/24)

ポストNL、政府の財政支援巡り法的措置も(07/24)

イタリア、26日に主要空港で時限スト(07/24)

欧州委、医療機器開発10社への補助金承認(07/23)

アゼル国家石油基金、伊の太陽光発電に出資(07/22)

サウジACWA、欧州の再生エネ輸出強化(07/22)

米関税、伊で6千社に影響も=14万人リスク(07/18)

メローニ政権、発足から千日=評価は低迷(07/18)

ウェンディーズ、伊・アルメニアで190店(07/18)

主要空港、送迎車両の停車料金引き上げ(07/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン