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英、中南米からの入国禁止 ブラジルの新たな変異種懸念

英政府は14日、中南米諸国とポルトガルからの渡航者の入国を禁止すると発表した。ブラジルでこれまで確認されていない新型コロナウイルスの新たな変異種が見つかったため。入国禁止の適用は15日午前4時から。

対象となるのはブラジルとアルゼンチンを含む南米13カ国と、ポルトガル、パナマ、カーボベルデ。過去10日間に対象国に滞在するか、対象国を経由した場合、入国を拒否する。英国籍かアイルランド国籍、もしくは在留資格を有する外国人は受け入れるが、入国後に10日間の自主隔離を義務付ける。

また、ポルトガル、アルゼンチン、ブラジル、カーボベルデからは英国への直行便の乗り入れも禁止される。ただし、貨物便などは適用外となる。

ブラジルでは新型コロナウイルスによる死者数が20万人を超えており、変異種が初めて確認されたアマゾナス州を中心に医療体制がひっ迫している。

■自主隔離免除を一時停止

ジョンソン首相は15日、新型コロナの感染リスクが低い国を対象に10日間の自主隔離を免除している現行の措置を一時的に停止すると発表した。18日午前4時から導入され、この日からは、イングランドへの入国者全員に出発前72時間以内に受けた新型コロナウイルス検査の陰性結果証明の提示も義務付けられる。新たな水際対策は少なくとも2月15日まで続けられる。


関連国・地域: 英国ポルトガル中南米
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

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