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陰性証明を15日から義務付け イングランドへの全入国者対象

英政府は11日、15日午前4時からイングランドへの入国者全員に、出発前72時間以内に受けた新型コロナウイルス検査の陰性結果証明の提示を義務付けると発表した。変異種の世界的な広がりを受けた措置で、違反者には500ポンドの罰金が科される。

対象は、陸海空での入国者全員で、英国籍の保持者も含まれる。ただし、英国本土の他の地域、アイルランド、マン島、ジャージー島、ガーンジー島から訪れる人はこれに含まれない。また、検査能力や設備の問題などから、バルバドスとセントルシア、アンティグア、バーブーダからの入国者は21日午前4時まで同義務が適用されず、英領フォークランド諸島とセントヘレナ島、アセンション島からの渡航者は免除される。また、11歳以下の子供や乗務員、貨物トラックでの入国者も対象外。

PCR検査であれば、いずれの形態でも認められるほか、「感度97%、特異度99%」を有する他の検査結果も受け入れられる。

自主隔離免除対象国以外からの入国者は、陰性証明を提示した上で、従来通り10日間の隔離を行う必要がある。だが、昨年12月からは、これらの国からの入国者でも入国5日後に有料の検査を受けて陰性であれば、自主隔離を終了できる制度が導入されている。

英国では、ウイルス変異種の流行などにより、新規感染者数の伸びが高止まりしている。新規感染死者数は11日時点で529人、入院患者数は3万2,000人を超え、医療体制は崩壊寸前にある。こうした中、市民の30人に1人が感染しているとされるロンドンでは、カーン市長が先に「重大事態」を宣言。新型コロナに対処するため市全域で救急サービスが特別態勢に入った。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

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