ドイツ連邦陸運局(KBA)は8日、2020年12月の新車登録台数が31万1,394台となり、前年同月比9.9%増加したと発表した。前月の3%減からプラスを回復している。
メーカー別に見ると、ドイツ車はフランスのグループPSA傘下のオペルが38.7%増加。フォルクスワーゲン(VW)は21.5%増えている。
高級車はBMWが3.1%縮小。超小型車「スマート」は32.3%減った。ポルシェは31.7%増加した。ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は23.4%増加し、VW傘下のアウディは12.1%のプラスだった。
外国メーカーは米国のフォードが20.3%減った一方、テスラは3倍超に拡大。フランス勢はルノーが30.2%、プジョーの姉妹ブランドのシトロエンは21.4%それぞれ増えた。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が51.6%伸びた。スズキは71.6%縮小。マツダは20.8%落ち込んだ。ホンダは28.9%のマイナス。三菱自動車は23.2%減少し、日産自動車も26.1%、スバルは44.3%それぞれ前年を下回った。
通年の累計登録台数は全体で291万7,678台となり、1年前から19.1%減っている。
うち燃料別ではガソリン車が全体の46.7%を占め、販売台数は36.3%のマイナス。ディーゼル車のシェアは28.1%で、販売台数は28.9%減った。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の販売台数はそれぞれ2倍超、3倍超に拡大している。
■輸出は横ばい
ドイツ自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの12月の輸出台数は21万9,400台となり、前年同月比で横ばいだった。生産台数は1%増の28万800台だった。
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