欧州連合(EU)の統計局ユーロスタットは7日、昨年12月のユーロ圏19カ国の消費者物価指数(CPI、速報値)が前年同月比0.3%低下したと発表した。落ち込みは4カ月連続で横ばいだった。
12月はエネルギーが6.9%低下。エネルギーを除く工業製品は0.5%下がっている。半面、食品・アルコール飲料・たばこは1.4%、サービスは0.7%それぞれ上がった。
価格変動が激しい食品・アルコール飲料・たばことエネルギーを除いたコアインフレ率は0.2%と、こちらも4カ月連続で変化がなかった。
ECBは12月の政策理事会で、ユーロ圏の市場介入金利(最重要の政策金利)を過去最低のゼロ%に据え置くことを決めた。中銀預入金利もマイナス0.5%で維持している。
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