ドイツの南部バイエルン州は、9日から新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制を厳格化すると発表した。全国的に講じられている制限措置に加え、外出に際しての規定などが盛り込まれ、国内では最も厳しいレベルとなる。来年1月5日まで継続される。
同州のゼーダー首相によると、今後外出は、医療機関の利用や食料品の買い物など、正当な理由がある場合のみ許可される。世帯間交流は全土の制限措置と同様、最大2世帯で14歳未満の子供を除き5人までとなる。
感染率が特に高いレーゲンスブルクとパッサウ、ニュルンベルクでは、午後9時から午前5時の間は不要不急の外出が禁止される。
23~26日までのクリスマス休暇期間については、州内の全地域で集会可能人数が子供を除く最大10人に緩和される。27日から新年にかけては制限は緩和されない。
同首相は「残念ながら状況は深刻だ」として、全国で導入されている封鎖措置では対策が不十分だと述べた。
同州では、6日の新規感染者数が1万7,000人を超えており、既に累計で100万人を突破している。
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