• 印刷する

ルノー、4部門に再編=ブランド軸に

フランスの自動車大手ルノーは3日、ブランドを軸とした組織再編計画を発表した。主力の「ルノー」とルーマニア子会社「ダチア」、スポーツカーブランド「アルピーヌ」、「ニュー・モビリティー」の4事業部門に再編し、各部門の自律性を高める。

ルノーのトップには、ルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)自らが就任。ダチアは販売を統括するデニス・ルボット執行副社長が、アルピーヌはスポーツレーシング部門トップのシリル・アビテブール氏が、それぞれ率いるほか、ニュー・モビリティーのトップにはクロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)が立つ。

ルノーは、4事業部門制を試験的に実施し、組織再編計画が十分に完成された段階で従業員に公表するとしている。

デメオCEOは、「販売台数の追求から価値と利益率の追求へと移行する必要がある」と説明。今回の組織再編により「事業を簡素化し、市場および顧客志向を強め、チーム精神を高めて最大限の業績を追求できる」とした上で、「これはルノーの回復に欠かせない措置だ」と話している。

ルノーは上半期(1~6月)の純損失が73億8,600万ユーロとなり、前年同期の10億4,800万ユーロの黒字から赤字に転落。新型コロナウイルスの影響や連合を組む日産自動車の業績不振を背景に、上半期としては過去最大の赤字に陥った。同社は6月、向こう3年間で総額20億ユーロの固定費を削減する計画を打ち出し、その一環として約1万4,600人を整理すると発表している。


関連国・地域: フランス
関連業種: 自動車・二輪車

その他記事

すべての文頭を開く

フランスで兵役復活=志願制で来夏から(11/28)

フランス、シーインに続きEC2社を提訴へ(11/28)

レミーコアントロー、業績回復計画を発表(11/28)

1800人をAIに置き換え アリアンツ、独保険大手で初(11/27)

極右RN党首、大統領選勝利予想=世論調査(11/27)

仏政府、シーインに3カ月の営業停止命令も(11/27)

防衛サフラン、インド事業への投資強化(11/27)

フランス消費者信頼感、11月はやや悪化(11/27)

ダチア、ルーマニア南部の工場で生産縮小か(11/26)

仏系企業、トルコで計50億ユーロ投資へ(11/26)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン