• 印刷する

英、クロアチアなど隔離対象に 免除国にはポルトガルが追加

英政府は20日、クロアチアとオーストリア、トリニダード・トバゴからの入国者に対し、14日間の自主隔離を再び義務付けると発表した。これらの国で感染率が上昇しているためで、22日午前4時から実施する。一方で、ポルトガルが自主隔離の免除対象国に加わる。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、クロアチアの10万人当たりの新規感染者数は20日までの2週間で41.7人と、英国の20.9人のほぼ2倍。オーストリアは30.8人と、こちらも英国の数値を上回る。

クロアチアには現在、英国から旅行者約2万人が訪れているとされる。政府の決定を受け、自主隔離の導入前に帰国しようと、空港に駆け付ける旅行者も多いという。

英国のシャップス運輸相は「混乱を招くことは完全に理解しているが、これが今夏の実態だ」と説明。自主隔離期間を短縮するための空港での感染検査実施は「関心がある」とした上で、「評価を行っている段階」と述べるにとどめた。

ガーディアンによると、英政府は現在、ギリシャの感染状況を注視しているとされる。同国の感染者数は比較的低い水準を維持してきたが、ここにきて急増。19日の新規感染者数は212人と、4月以降で最多を記録した。

一方、自主隔離が免除されるポルトガルは、英政府の決定を歓迎。「二国間の懸命な努力の結果を示す」とともに、「ポルトガルが常にウイルスを制御できている状況にあるという理解を認めるもの」とコメントしている。同国の10万人当たりの新規感染者数は20日までの2週間で27.8人。

英政府は、自主隔離免除国からの帰国者についても、帰国時に渡航記録と連絡先情報の提出を求めている。これに違反した場合は100ポンドの罰金が科せられる。


関連国・地域: 英国オーストリアポルトガルクロアチア
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

英国内で深刻な医薬品不足 ブレグジットが原因=調査(04/19)

たばこ販売禁止法案、英議会で第1読会通過(04/19)

ダイキン、イングランド中部に新倉庫(04/19)

G7外相会合が開幕、イラン追加制裁を協議(04/19)

インフレ率、3月は3.2%に減速(04/19)

IDS、チェコ実業家からの買収提案を拒否(04/19)

バンシ、エディンバラ空港の運営会社を買収(04/19)

シェル、長期ガス供給契約=ナイジェリア(04/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン