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シーメンス子会社、米社買収 放射線治療機器大手のバリアン

独総合電機大手シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズは2日、放射線治療機器の米バリアン・メディカル・システムズの全株式を取得することで合意したと発表した。取引額は164億ドルで、がん治療向け機器市場で主導的な地位に立つ狙い。

シーメンス・ヘルシニアーズは、バリアン株1株当たり177.5ドルを現金で支払う。これは前日終値に24%のプレミアムを上乗せした水準。バリアンの取締役会は今回の買収提案を歓迎しており、取引はバリアンの株主や関係当局の承認などを経て、来年6月末までの完了を見込む。

シーメンス・ヘルシニアーズは、バリアン買収が取引完了後12カ月以内に自社の1株当たり利益(EPS、企業買収の影響除く)の増加に寄与すると予想。2025年度決算におけるEBIT(利払い・税引き前利益)へのシナジー効果は、少なくとも3億ユーロに達すると見込んでいる。

シーメンス・ヘルシニアーズのベルント・モンタグ最高経営責任者(CEO)は「1度のステップで、がん治療領域とヘルスケア全域への影響という、二つの躍進を果たせる」と話した。同社は18年にシーメンスから分離し、フランクフルト証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施。昨年8月には経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の支援ロボットを手掛ける米コリンダス(Corindus)・バスキュラー・ロボティクスの買収で合意。今回の取引はIPO以降で最も大きな買収案件となる。

バリアンは米カリフォルニア州パロアルト(Palo Alto)に本拠を置き、従業員数は約1万人。放射線治療ソリューションと関連ソフトウエアに強みを持つ。2019年通期の売上高は32億ドル。[M&A]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 医療・医薬品その他製造

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