• 印刷する

ヴァージン航空、12億ポンドの救済計画発表

英航空大手ヴァージンアトランティック航空は14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)を受けた業績悪化に対処するための救済計画を発表した。民間資本による12億ポンドの資本増強と、向こう5年間の再建計画により、2022年までに黒字復帰を目指す。

向こう18カ月の資本増強計画では、親会社ヴァージン・グループが2億ポンドの現金を注入するほか、米ヘッジファンドのデビッドソン・ケンプナー・キャピタル・マネジメントが1億7,000万ポンドを融資する。また、株主のヴァージン・グループと米デルタ航空が計4億ポンドの手数料を繰り延べまたは免除し、債権者が4億5,000万ポンド超の返済猶予を与える。

ヴァージンアトランティック航空はパンデミックによる打撃を受け、英政府に最大5億ポンドの融資を求めていたものの、政府の救済は最後の手段であるべきとして拒否されていた。

同社は業績の悪化で3,500人の整理を進めているが、残りの6,500人の雇用は守られるとしている。また、運航再開は7月20日を予定している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融運輸

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン