ドイツ政府は、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大を抑えるため、新たな社会的隔離措置を導入した。同じ住居に住んでいない3人以上が集まることを禁じるもので、美容室やマッサージ店の営業も停止となる。ただ外出自体は、互いに1.5メートル以上離れている限り禁止していない。BBC電子版などが22日伝えた。
メルケル首相はテレビ演説で「われわれの行動が最も効果的な抑止策となる」として国民に協力を呼び掛けた。
新たな措置では、勤務先や家族など同じ住所である場合を除き、3人以上が集まることを禁止。レストランなどの飲食店は持ち帰りやデリバリー用のみ販売が許可される。この措置は全州に適用され、少なくとも向こう2週間は続く。
■メルケル首相、感染者と接触で自主隔離
メルケル首相は22日夜、感染者に接触したため自主隔離期間に入った。テレビ演説の直後、同首相の広報担当官が明らかにした。
感染していたのは、20日午後にメルケル首相に肺炎ワクチンの接種を行った医師。首相は自宅から政務を執り、向こう数日間は定期的に感染検査を受けるという。
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