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EU域外との往来禁止で合意 30日間で延長も=新型コロナ対策

欧州連合(EU)は17日、新型コロナウイルス対策を巡るビデオ首脳会議を開き、EU域外およびシェンゲン圏外との不要不急の往来を禁止する措置を正式に承認した。期間は30日間で、必要に応じて延長される可能性もある。この措置は、欧州委員会が16日に提案していたもので、加盟国の大半は既に国境封鎖に踏み切っていた。

域外との国境封鎖措置は、アイルランドを除くEU加盟26カ国と、シェンゲン協定に加盟するアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスで実施される。シェンゲン協定に加盟していないアイルランドと英国も、この措置に加わるよう促されている。

域外から帰還するEU市民やその家族、EU域内の長期在住者、英国の国籍保持者にこの措置は適用されない。また、外交官や医療関係者、科学者、国境を越えて通勤する人、物資輸送従事者への適用も免除される。

EU首脳は併せて、欧州委員会が提案した国境管理のガイドラインも承認した。医薬品や食料など必要物資の輸送を保障するとともに、EU市民の帰還を妨げないよう各国に要請している。

これらの措置の実施は各国の国境管理当局に委ねられるが、フォンデアライエン欧州委員長は「各国とも直ちにこの措置を実施するとしている」と述べた。シェンゲン協定加盟国の大半は、EU首脳会議での承認を待たずに圏外との国境封鎖に踏み切っていた。

また、EU加盟国間でも既に一部の国境が封鎖されたり、人の移動が制限されている。ドイツは16日から国境に警備員を配備し、フランスやオーストリアなど近隣5カ国との往来を制限。ポーランドやチェコ、スロベニアもこうした措置を取っている。同委員長は、これにより多くの人が自国に戻れず立ち往生していると指摘し、域内の国境が閉鎖される状況を打開する必要があると訴えている。

■伊は死者増加ペースが過去最速

欧州最大のクラスター(集団感染)が発生しているイタリアの市民保護局によると、18日午後5時(現地時間)時点で国内の感染者は3万5,713人に達した。24時間で4,000人超増えた格好。死者数は2,978人と、こちらは前日から475人増えており、1日での増加数は過去最多となっている。

スペインの感染者数は18日時点で1万3,716人、死者は598人に膨れ上がった。このほか、英保健当局は同国の感染者が同日午前9時時点で2,626人に増加したと発表。死者は104人に達した。欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、同日時点でフランスは7,730人、ドイツは7,156人に増えている。[EU規制]


関連国・地域: EU
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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