• 印刷する

自動車ルノー、ボロレCEOを解任

仏自動車大手ルノーは11日に開催した取締役会で、ティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)を即日解任することを決定した。カルロス・ゴーン前CEOとのつながりが深いボロレ氏を交代させることで、連合を組む日産自動車との緊張関係を打破する狙いとみられる。後任が決まるまで、クロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)が暫定CEOを務める。

ルノーはこのほか、デルボス氏の補佐として販売責任者のオリビエ・ミュゲ氏と製造・サプライチェーンを統括するホセビセンテ・ロス・モソス氏を副CEOに指名。今回の解任を主導したジャンドミニク・スナール会長は、現職にとどまる。

ボロレ氏は、日産の前会長でルノーの会長兼CEOも務めたカルロス・ゴーン被告に近いとされていた。ボロレ氏に対する日産の信頼は低く、今回の動きは、こうした日産との信頼関係の回復に向けた措置とみられる。日産も10日、内田誠専務執行役員が新たな社長兼CEOに就任すると発表。同氏はルノーと密接なつながりを有し、ゴーン氏を巡る不正疑惑後の新たな道を開きたい考えだ。

なお、ボロレ氏の解任については、ルノーの株式15%を保有する仏政府も支持を表明している。[労務][日本企業の動向]


関連国・地域: フランスアジア
関連業種: 自動車・二輪車雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

フォルビア、ルーマニアの開発センター閉鎖(06/20)

大企業の支援や民主化が重要 <独自>ビバテック要人発言録(06/20)

ユーテルサット、仏軍と提携=10億ユーロ(06/20)

日立、伊北部でトラムプロジェクトに参画(06/20)

シトロエン、8.2万台の使用中止呼びかけ(06/20)

英沖で浮体式風力開発へ=エクイノールなど(06/20)

コルロイト、小売店81店舗を仏社に売却へ(06/19)

ノルウェー、世界最大のCCS事業本格始動(06/19)

仏トタル、北海洋上風力の開発権取得(06/19)

エヌビディアGTC、仏開催 <独自>このまま独走続くのか?(06/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン