• 印刷する

自動車ルノー、ボロレCEOを解任

仏自動車大手ルノーは11日に開催した取締役会で、ティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)を即日解任することを決定した。カルロス・ゴーン前CEOとのつながりが深いボロレ氏を交代させることで、連合を組む日産自動車との緊張関係を打破する狙いとみられる。後任が決まるまで、クロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)が暫定CEOを務める。

ルノーはこのほか、デルボス氏の補佐として販売責任者のオリビエ・ミュゲ氏と製造・サプライチェーンを統括するホセビセンテ・ロス・モソス氏を副CEOに指名。今回の解任を主導したジャンドミニク・スナール会長は、現職にとどまる。

ボロレ氏は、日産の前会長でルノーの会長兼CEOも務めたカルロス・ゴーン被告に近いとされていた。ボロレ氏に対する日産の信頼は低く、今回の動きは、こうした日産との信頼関係の回復に向けた措置とみられる。日産も10日、内田誠専務執行役員が新たな社長兼CEOに就任すると発表。同氏はルノーと密接なつながりを有し、ゴーン氏を巡る不正疑惑後の新たな道を開きたい考えだ。

なお、ボロレ氏の解任については、ルノーの株式15%を保有する仏政府も支持を表明している。[労務][日本企業の動向]


関連国・地域: フランスアジア
関連業種: 自動車・二輪車雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

ルノー、上半期は35%減益(07/26)

エールフランス、第2四半期は73%減益(07/26)

小売りカルフール、上半期は24.9%増益(07/26)

タイヤのミシュラン、上半期は4.7%減益(07/26)

石油トタル、第2四半期は6%減益(07/26)

ロクシタン、香港取引所で自社株TOB成立(07/26)

英独、共同防衛宣言に署名(07/26)

韓国ロッテ系、仏アルミ社から電池原料調達(07/26)

自動車部品フォルビア、上半期は82.1%減益(07/25)

ユーロ圏PMI、7月は低下=速報値(07/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン