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伊副首相、解散総選挙を要求 連立政権の内紛が発展

イタリアの連立政権が崩壊の危機に直面している。ナショナリスト政党「同盟」を率いるサルビーニ副首相兼内相は8日、解散総選挙の実施を要求。コンテ首相はこれを受け、議会での政権に対する不信任投票に向けて手続きを進める方針だが、サルビーニ氏に対しては選挙実施の正当性を説明すべきと批判している。同盟と連立を組む反体制派政党「五つ星運動」の間ではかねて、政策面での内紛が続いていた。BBC電子版などが伝えた。

五つ星運動を率いるディマイオ副首相は再度の総選挙について「恐れてはいない」と強気だ。昨年の選挙では五つ星運動が第1党に躍り出たものの、先の欧州議会選挙で同盟が圧勝。世論調査では、サルビーニ氏の移民に対する強硬姿勢を追い風に同盟の支持率が大きく上回っている。ただ、すぐに解散総選挙に至るわけではなく、議会の解散権を持つマッタレッラ大統領が、実務者によるテクノクラート内閣の樹立を要請し、選挙実施を来年まで持ち越す可能性もある。

サルビーニ氏の行動の背景には、五つ星運動が提出した伊仏間の高速鉄道敷設計画に反対する動議が、元老院(上院、定数315)で否決されたことがある。この高速鉄道はアルプス山脈を通過する58キロメートルのトンネルを経由して、伊北西部トリノと仏南東部リヨンを結ぶもので、同盟や野党の大半は支持しており、ここでの対立が引き金となった。

両党の仲違いはここ最近激化しており、ドイツのフォンデアライエン前国防相の次期欧州委員長就任を巡る投票をはじめ、公共事業やインフラ計画、財政、欧州連合(EU)との関係性についても摩擦が続いていた。


関連国・地域: イタリア
関連業種: 政治

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