英国の人気シェフ、ジェイミー・オリバー氏が展開する飲食店グループが、管財人の管理下に入った。イタリア料理チェーン店「ジェイミーズ・イタリアン」を含む25店舗が閉店の危機にさらされる。BBC電子版などが21日伝えた。
閉店の対象は、ジェイミーズ・イタリアン23店舗と、「フィフティーン」、「バーベコア(Barbecoa)」各1店舗の計25店舗で、従業員約1,300人が失職する恐れがある。管財人には、大手会計事務所KPMGが指名された。
英紙ガーディアンによると、同グループは過去数カ月、事業の引受先を探していた。2017年9月に経営難に陥って以降、ジェイミーズ・イタリアンを12店舗閉鎖し、600人の従業員を整理。昨年にはオリバー氏自身の個人資金から計1,300万ポンドを注入していた。
オリバー氏は「今回の結果を受けて、非常に悲しい気持ちだ」とツイッターに投稿。従業員やサプライヤー、顧客への感謝を述べた。[労務]
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