自動車大手の2018年の世界販売台数が30日までに出そろった。独フォルクスワーゲン(VW)が1,083万4,000台で3年連続の首位を維持したほか、仏ルノー・日産自動車・三菱自動車連合は1,075万6,875台と引き続き2位。トヨタ自動車は3位だった。
3社連合の販売台数は前年比1.4%増加。うち最多を売り上げたのは日産のモデルだが、565万3,683台と2.8%減少した。ルノーは3.2%増の388万4,295台。主力の「ルノー」が不振だったものの、新たに中国の自動車大手、華晨汽車集団傘下の瀋陽華晨金杯汽車(華晨金杯)との合弁で展開する「金杯」ブランドと高級多目的車(MPV)ブランド「華頌」を組み入れたことなどが寄与し、過去最高を記録した。三菱は121万8,897台と大きく18.3%拡大している。
地域別に見ると、連合の最大市場は中国で192万541台を販売。これに米国、フランス、日本、ロシアが続いた。
電気自動車(EV)に絞ると、連合は2010年に日産の量販型「リーフ」を投入して以降、累計で72万4,905台を売り上げた。ルノーの「ゾエ(ZOE)」や日産「リーフ」がけん引役となっている。
トヨタ(ダイハツ、日野自動車含む)は、2%増の1,059万4,000台。3年連続で過去最高を更新した。[日本企業の動向]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。