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EU、2019年度予算案で暫定合意

欧州議会と欧州連合(EU)加盟28カ国は、2019年度のEU予算案で暫定的に合意した。歳出規模は支払いベースで1,482億ユーロと、2018年度から2.4%増加している。

歳出は、契約ベースでは1,658億ユーロと今年度から3.2%拡大。このうち最も大きな部分を占めるのは農業補助金で596億ユーロ。また、加盟国間の格差解消と低所得国の支援を目的とする結束基金にも572億ユーロを費やす。研究開発(R&D)支援プログラム「ホライズン2020」の予算は123億ユーロと、今年度から10%増加。EUの人材育成・交流プログラム「エラスムス計画」は20%増やし、28億ユーロとした。

治安維持に向けては、難民・移民の手続きや社会統合に向けた基金に今年度の1.5倍以上の11億ユーロを費やすほか、域内安全保障に5億3,350万ユーロを充てる。また、トルコとの取り決めに基づき、同国内の難民支援に14億5,000万ユーロを拠出する。一方、トルコで人権問題や大統領の強権化が進んでいることを受け、同国に対するEU加盟候補国向けの補助は、今年度から1億4,670万ユーロ減らす。

予算案は、EU閣僚理事会での承認と、欧州議会の予算委員会および本会議での可決を経て成立する見通し。[EU規制]


関連国・地域: EU
関連業種: 農林・水産マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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