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家電見本市IFAが開幕 スマートスピーカーなどに注目

世界最大級のコンシューマーエレクトロニクス製品見本市「IFA2018」が31日、ベルリンで開幕する。ソニーや中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)などのスマートフォン新機種や、韓国・サムスン電子の8K画質テレビが初披露されるほか、今年はスマートスピーカーやロボットにも注目が集まっている。

ソニーは例年、IFAを年末の目玉商品を発表する場と位置付けており、今回は新型スマートフォン「エクスペリアXZ3」を公開。一方、IT(情報通信)関連の調査会社ガートナーによる第2四半期(4~6月)の携帯電話機の販売統計で米アップルを抜き世界2位に立ったファーウェイは、主力の「MATE(メイト)」シリーズの最新機種3タイプを発表する。

一方、サムスン電子は昨年に続き、別のイベントで新型スマートフォン「ギャラクシーノート9」を発表済みだが、IFAでは8K画質を初めて実現したテレビ「QLED 8K」を披露する。

今年は人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカーにも各社が注力する。スマートスピーカーの出荷数は、米アマゾンの「アレクサ(Alexa)」やグーグルの「グーグルアシスタント」の登場を受け飛躍的に伸びており、第2四半期には前年同期比3倍近くに増加。IFAでは、音響機器メーカーの米ボーズが初のスマートスピーカー「ホーム・スピーカー500」を発表する。

このほか注目の高いロボット分野では、ソフトバンクが人気機種「ペッパー」を展示するほか、韓国のLG電子が力仕事を支援するウエアラブル・ロボット「CLOi SuitBot(クロイ・スーツボット)」を初披露する。

「IFA2018」の会期は6日間。同イベントは90年以上の歴史を誇る。昨年には1,805社が出展し、25万3,000人が来場。会期中に約47億ユーロの取引がまとまっている。[日本企業の動向]


関連国・地域: ドイツアジア米国
関連業種: 電機IT・通信マクロ・統計・その他経済

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