• 印刷する

ユーロ圏GDP、第1四半期は0.4%拡大

欧州連合(EU)の統計局ユーロスタットは2日、第1四半期(1~3月)のユーロ圏19カ国の実質域内総生産(GDP、1次速報値)が前期比0.4%拡大したと発表した。伸びは2017年第4四半期の0.7%から減速した。

ユーロ圏のGDPは、前年同期比では2.5%拡大。EU28カ国全体では前期比で0.4%、年率では2.4%それぞれ伸びた。

この日までに速報値を発表した主要国のうち、フランスの成長率は0.3%と前期の0.7%から減速。家計最終消費支出が0.2%伸び、投資を示す総固定資本形成は0.6%増えた。輸出は0.1%縮小。輸入は横ばいで、輸出から輸入を差し引いた純輸出はGDPに影響を与えなかった。

スペインのGDPは前期比0.7%拡大し、伸びは第4四半期から変化がなかった。イタリアは0.3%増と、こちらも伸びは横ばい。

ユーロ圏外では英国が0.1%増と、前期の0.4%から減速。前年同期比では1.2%拡大した。

国際通貨基金(IMF)は4月に発表した世界経済見通しで、今年のユーロ圏19カ国の成長率が2.4%になると予想。内需の拡大や成長を後押しする金融政策、外需見通しの回復を背景に、前回1月時点の予測から0.2ポイント上方修正した。2019年については、2%に減速するとの従来見通しを据え置いている。


関連国・地域: 英国フランスEUイタリアスペイン
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英仏首脳が訪米へ トランプ氏とウクライナ情勢協議(02/21)

スイス、26年第1四半期に対EU協定署名へ(02/21)

石油OMV、ルーマニアのSAF工場着工(02/21)

デンマーク、防衛費増額へ=GDP比3%超(02/21)

低迷する欧州を支えるスペインの高成長は続くか? <連載コラム・欧州経済の潮流を読む>第67回(02/21)

航空・防衛エアバス、通期は12%増益(02/21)

欧州高官、自動車関税の引き下げも示唆(02/21)

欧州委、半導体工場への政府補助金を承認(02/21)

投融資先の低炭素化、欧州3行がトップ(02/21)

EU、海底ケーブル破壊防止に数億ユーロ(02/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン