欧州連合(EU)の統計局ユーロスタットは14日、ユーロ圏19カ国の2017年第4四半期(10~12月)の実質域内総生産(GDP、2次速報値)が前期比0.6%増加したと発表した。1次速報値から変化がなく、伸びは第3四半期の0.7%からわずかに減速。圏内最大の経済規模を誇るドイツも減速した。
国別の成長率を見ると、ドイツは0.6%と第3四半期の0.7%をわずかに下回った。家計最終消費支出が前期からほとんど変化がなかった一方、政府最終消費支出は増加し、投資を示す総固定資本形成は機械・機器の分野でわずかに拡大した。貿易は輸出が大幅に伸び、輸出から輸入を差し引いた純輸出がGDPを押し上げている。
フランスの成長率は0.6%と、前期から0.1ポイント加速。イタリアは0.3%、スペインは0.7%と、共に0.1ポイント減速した。オランダは0.4ポイント加速し、0.8%だった。ユーロ圏外では英国が0.5%と、前期の0.4%から加速している。
ユーロ圏のGDPは、前年同期比では2.7%拡大。1次速報値から変化がなかった。EU28カ国全体ではこちらも前期比で0.6%、年率では2.6%それぞれ伸びた。
欧州委員会は先に発表した冬季経済見通しの中で、今年のユーロ圏19カ国のGDP成長率が2.3%になると予想。労働市場の改善や高水準の景況感に加え、世界経済と貿易が予想以上の成長を見せていることなどから、昨年11月時点の予測から0.2ポイント上方修正した。来年については、0.1ポイント引き上げ2%とした。
ユーロ圏の第4四半期GDPの改定値は3月7日に発表される予定。
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