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1月は過去12年弱で最高 ユーロ圏総合PMI確定値

金融情報サービス会社IHSマークイットは5日、1月のユーロ圏総合PMI(購買担当者景気指数、確定値)が58.8ポイントとなったと発表した。速報値から0.2ポイント上方修正され、2017年12月からは0.7ポイント上昇。景気の「改善」と「悪化」の境目である50ポイントを55カ月連続で超え、2006年6月以降で最高を記録している。

調査対象5カ国のうち、ドイツは59ポイントと速報値から0.2ポイント上方修正され、12月からは0.1ポイント上昇。過去81カ月で最高に達した。フランスは59.6ポイントと速報値から0.1ポイント低下し、前月から横ばい。イタリアは59ポイントと過去12年弱で最高を記録。スペインは56.7ポイントに上昇したが、アイルランドは59ポイントに下がった。

ユーロ圏総合PMIは製造業の生産ペースが引き続きサービス業を上回った。生産高は減速したものの、過去最高に迫った前月に近い水準となり、サービス業は2007年8月以降で最も高かった。雇用ペースは過去17年で最高に達した11月の水準を維持した。仕入れ価格と出荷価格は共に、過去6年半で最も高騰している。

■サービス業は独が好調

ユーロ圏のサービス業PMIは58ポイント。速報値から0.4ポイント上方修正され、前月からは1.4ポイント上昇した。国別では、ドイツが57.3ポイントと速報値から0.3ポイント引き上げられた。前月を1.5ポイント上回り、過去7年弱で最高を記録。新規受注は過去3カ月で最も伸び、雇用は過去9カ月で最も加速した。向こう12カ月の事業見通しは、楽観的な見方が前月からほぼ変化がなく、過去6年半で最も高い部類に入る。

フランスは59.2ポイントで、前月から0.1ポイント上昇。新規受注は伸びが過去6年半超で最も大きかった一方、雇用の伸びは2カ月連続で減速した。イタリアは57.7ポイント、スペインは56.9ポイントで、共に2.3ポイント上昇している。

IHSマークイットのクリス・ウィリアムソン首席エコノミストは、今回の水準が2月や3月も続いた場合、ユーロ圏の第1四半期(1~3月)の域内総生産(GDP)成長率は前期比1%になると予想。GDPの速報値はこれより低くなる可能性が高いが、近年の速報値は大きく上方修正される傾向にあるとしている。

■英は過去16カ月で最低

IHSマークイットによると、1月の英国サービス業PMIは53ポイント。前月から1.2ポイント低下し、過去16カ月で最低となった。分岐点の50ポイントを18カ月連続で超えたが、需要の大幅な低下やホテル・飲食店といった消費者向けサービスの不調が向かい風となった。


関連国・地域: 英国ドイツフランスEUイタリアスペイン
関連業種: 食品・飲料その他製造小売り・卸売りサービス観光マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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