ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、2017年12月の新車登録台数が25万3,950台となり、前年同月比1%減少したと発表した。営業日数が前年より2日少なかったことが響き、伸びは前月の9.4%増からマイナスに転じた。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが8.9%増加。仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)傘下のオペルは10.4%減少した。
高級車はBMWが9.9%増加。一方、ダイムラー傘下の「メルセデス・ベンツ」は14.7%減ったが、超小型車「スマート」は0.1%のプラスを確保した。VW傘下のアウディとポルシェはそれぞれ2.9%、29.6%のマイナスだった。
外国メーカーは米フォードが7.5%増加。フランス勢はプジョーが大きく95.7%伸び、姉妹ブランドのシトロエンも6.9%増えた。半面、ルノーは13.5%落ち込んだ。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が20.6%縮小。日産自動車は13.7%落ち込み、三菱自動車は9.8%減った。一方、マツダとスバルはそれぞれ8.1%、16%増え、スズキは17.4%伸びた。ホンダも0.3%のプラスだった。
通年の累計登録台数は全体で344万1,262台となり、1年前から2.7%増加した。燃料別ではガソリン車が全体の57.7%を占めた。ディーゼル車は38.8%に拡大している。ハイブリッド車(HV)の登録台数は8万4,675台、電気自動車(EV)は2万5,056台だった。
■輸出は横ばい
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの2017年12月の輸出台数は30万5,700台となり、前年同月から横ばいとなった。生産台数は2%減の36万1,700台だった。
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