ポーランドの新たなハブ(運航拠点)空港の建設地が、南東部スタニスワブフ(Stanislawow)に決定した。政府関係者の話として、現地紙ジェチポスポリタ(Rzeczpospolita)などが伝えた。
新空港の建設計画を巡っては、政府の経済審議会が今年3月に青信号を出していた。報道によると、総工費は最大300億ズロチ(83億9,400万ドル)。スタニスワブフは首都ワルシャワから西に約40キロメートルほどの位置にある。高速道路A2号線や、ワルシャワ―ポズナニ(Poznan)間を結ぶ鉄道の沿線にも近く、ワルシャワまで高速列車で15分、車やバスなら20~40分ほどの距離にある。
新空港は2028年以降に開港する予定。年間利用者数は5,000万人に上る見込みで、中東欧最大の空港となる見通しだ。
現在の最大空港であるショパン国際空港の昨年の利用者数は1,280万人。2020年には収容能力が限界に達するとみられているが、立地条件から拡張が不可能とされており、新たなハブ空港の建設が必要とされていた。
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