パリ市は、車の最高速度を時速30キロメートルに制限する区域「ゾーン30」の創設を検討しているもようだ。対象地域は市内全域で、交通安全性を向上し、汚染物質の排出や騒音を削減する狙い。仏紙ル・フィガロが17日伝えた。
同計画を巡っては、9月中にもパリ議会で採決が行われる見通し。可決されれば、今年から来年にかけて5区と6区、8区、10区、14区、15区、17区、18区に導入される。2020年までには、市内全域に段階的に拡大していく計画だ。一部の幹線道路は適用外で、制限速度は現在の時速50キロに維持されるという。
「ゾーン30」には自転車専用レーンが併設されるほか、制限速度を表示する標識も新たに設置される見込み。[環境ニュース]
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