ドイツ人の6割は自国の現状に満足――。独ベルテルスマン基金の最新調査で明らかになった。ドイツ通信が6日伝えた。
調査は欧州連合(EU)の1万755人を対象に、7月に実施された。ドイツ人は他のEU加盟国の市民よりも楽観的で、59%が満足と回答。EU全体で見ると、自国の現状に満足している市民の割合は平均36%にすぎず、フランスとポーランドもやはり36%にとどまっている。最悪のイタリアはわずか13%だった。
ドイツ国民の個人的な経済事情に対する満足度も、他の国々より飛び抜けて高い。2年前と比べ懐具合が「変わらない」と答えた人は全体の43%に上り、「改善した」は34%。「悪化した」はわずか23%と、EU平均の34%を大きく下回った。
一方、2015年の調査によると、ドイツ人はEUの将来に関しては他の加盟国市民より厳しい認識を示している。悲観的な国民の割合は74%とEU平均の66%よりはるかに高く、ドイツ人以上に悲観的なのはイタリア人(83%)だけだった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。