大手百貨店ジョン・ルイスは、自社で販売する子供服について、性別による差異をなくす「ジェンダーレス」とする取り組みを開始した。英国の主要小売店としては初めての試みとなる。インディペンデントなどが伝えた。
ジョン・ルイスは男児服と女児服の売り場と陳列を統合し、自社ブランド商品のタグから「男の子用」、「女の子用」という性別を分けた表示を撤廃。すべて「男の子&女の子用」というタグに切り替えた。また、ユニセックス商品の展開を開始し、怪獣の模様がついたワンピースなどを販売している。
子供服部門の責任者のキャロライン・ベッティス氏は「性別に基づくステレオタイプを押し付けることはしたくない」とコメント。子供たちやその親が、着たい服を自由に選べるよう、商品の幅を広げたいとしている。
同社ウェブサイトの子供服ページと学校の制服については、現時点では性別を分けた形での販売が続いているものの、近日中に店舗での取り組みと歩調を合わせるものとみられる。
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