英国の労働組合ユナイトは、ロンドン・ガトウィック空港の地上職員の一部が、賃上げや労働条件の改善を求めて5月後半にストライキを実施すると発表した。イングランドとウェールズのハーフターム休暇と重なることから、混乱が懸念される。
地上業務を請け負うレッド・ハンドリングの従業員約100人は5月18、25日と6月1日にストを決行する。燃料補給サービス会社レッド・ラインの従業員は5月16~20日と23~27日の2回に分けて実施する計画だ。
スカイニュースによると、英国の航空規制では、空港内で旅客支援や燃料補給を行う第三者事業者による労働争議は「異常事態」と見なされるため、航空会社の管理外となる。一般的に補償を受けられないため、顧客が個別に対応する必要があると警鐘を鳴らしている。
ガトウィック空港は、英格安航空大手イージージェットやアイルランド同業ライアンエアーにとって英国最大のハブ空港で、ストが決行された場合は大きな混乱が予想される。[労務]
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