• 印刷する

独アーヘン、原発事故に備え安定ヨウ素剤配布

ドイツ西部アーヘン(Aachen)の市当局は、ベルギー東部のティハンジュ(Tihange)原発の事故に備え、安定ヨウ素剤の無料配布を開始した。ドイチェ・ウェレなどが伝えた。

同原発の一部は運転開始から40年以上が経過するなど老朽化が進み、最も古い原子炉は2年前に操業を停止する予定だった。しかし相次ぐ水漏れや新たな亀裂の発見に伴う一時閉鎖を繰り返しつつも稼働を継続。同原発から70キロメートルしか離れていないアーヘンでは、多くの住民がかねて安全性への懸念を訴えていた。

このため同市当局は、周辺地域を含む約50万人の住民を対象に予防的な措置に着手。市のウェブサイトで引換券を申し込めば、薬局で錠剤を受け取れるようにした。

こうした薬品は通常、1カ所にまとめて備蓄され、非常時にだけ配られる。だが市当局は、実際に事故が起きれば対応が間に合わないとして、事前配布を決めたとしている。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

メルセデスとBMWが協議 エンジンで提携模索=年内合意か(08/26)

インフィニオン、オーストリアでグリーン化(08/26)

メルツ首相、貿易多角化を提唱=脱米依存(08/26)

ポルシェ、バッテリー生産計画を撤回(08/26)

ウニクレディト、コメルツの保有株引き上げ(08/26)

クリングバイル副首相、ウクライナに到着(08/26)

Ifo企業景況感、8月は改善(08/26)

再生エネ開発、7月は太陽光が加速(08/26)

極右AfDが台頭か 試金石のNRW州地方選(08/22)

第3四半期の経済、米関税で停滞へ=連銀(08/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン