• 印刷する

トタル、マースクオイルを買収 石油・ガス業界の再編に弾み

仏石油メジャーのトタルは21日、デンマークの海運大手APモラー・マースクの石油・ガス部門マースクオイルを買収することで合意したと発表した。トタルは自社株49億5,000万ドル相当をAPモラー・マースクに譲渡するほか、マースクオイルの負債約25億ドルを引き受ける。原油価格の回復を追い風に、石油・ガス業界の再編が進みそうだ。

トタルはマースクオイル取得により、2018年の生産量が日量16万石油換算バレル引き上げられるほか、北海資産の統合などを通じて年間4億ドル以上のシナジー効果を創出できるとしている。一方のAPモラー・マースクはトタルの株式3.75%を取得し、併せて同社の持ち株会社APモラー・ホールディングスがトタルの取締役1人を指名する権利を得る。

取引は関係当局の承認を必要とし、2018年3月末までの完了を見込む。

APモラー・マースクは昨年9月、エネルギー関連事業を分社化する方針を発表。輸送・物流事業に注力するためで、マースクオイルについては当初、北海での既存事業に集中するほか、M&A(企業の合併・買収)を通じたポートフォリオ拡充を目指していた。[M&A]


関連国・地域: フランスデンマーク
関連業種: 金融運輸天然資源マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

大企業の支援や民主化が重要 <独自>ビバテック要人発言録(06/20)

フォルビア、ルーマニアの開発センター閉鎖(06/20)

ユーテルサット、仏軍と提携=10億ユーロ(06/20)

日立、伊北部でトラムプロジェクトに参画(06/20)

シトロエン、8.2万台の使用中止呼びかけ(06/20)

英沖で浮体式風力開発へ=エクイノールなど(06/20)

ノルウェー、世界最大のCCS事業本格始動(06/19)

コルロイト、小売店81店舗を仏社に売却へ(06/19)

仏トタル、北海洋上風力の開発権取得(06/19)

エヌビディアGTC、仏開催 <独自>このまま独走続くのか?(06/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン