米配車サービス大手ウーバー(Uber)は15日、英国のドライバーの待遇改善に向け、アプリでチップを受け取れる仕組みなどを導入した。ドライバーの権利に関する英政府や労組の批判に応えた格好だ。ロイター通信などが伝えた。
アプリを用いたチップ制は6月にまず米国で導入したもので、利用者は現金を持たずにチップを渡せるようになる。これは全額ドライバーに支払われ、会社が手数料などを差し引くことはないという。
また22日からは「待ち時間料金」も導入される予定。利用者はドライバーを待たせた場合、最初の2分経過から1分ごとに20ペンスを支払う必要がある。
加えて、利用者が無料で予約をキャンセルできる条件を、配車決定後の5分以内から2分以内に厳格化する。
このほか、ドライバーが自らの目的地への相乗り希望者を探せる機能なども加わるという。[労務]
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