「ビッグベン」の愛称で知られるロンドン・ウェストミンスター宮殿の時計塔が、21日正午(現地時間)から修理のため4年にわたり鐘の音を止める。英議会が14日ウェブサイトで明らかにした。
完成から157年が経つ「ビッグベン」の鐘には、1時間ごとと15分ごとに鳴る2種類がある。作業員の安全確保のため鐘の使用を停止し、その後は大みそかや英霊記念日のような祭事に限り使用するという。
過去にも何度か修復作業が行われており、メンテナンスのため最後に鐘の音が止められたのは2007年。今回はタワー部の修理に加え、時計も解体して全面的にメンテナンスを行う。改修中は4つある時計のうち3つを覆い隠し、いずれか1つのみを見えるようにする計画。時計の駆動には本来の機械に代えて、電気モーターが使用される。
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