欧州司法裁、ポーランドの原生林の伐採差し止め

欧州司法裁判所はポーランド政府に対し、欧州最後の原生林であるビャウォヴィエジャの森での大規模な伐採を即時中止するよう命じる仮判断を下した。欧州連合(EU)の指令に違反するとして、伐採の差し止めを求めた欧州委員会の訴えを認めた格好だ。

この森はポーランド東部のベラルーシとの国境にまたがり、野生のヨーロッパバイソンなど59種の哺乳類や250種を超える鳥類が生息。太古の森が残っているとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産にも登録されている。

しかしポーランドのシシュコ環境相は、キクイムシの被害を食い止めるため、年内に100万本以上の樹木の伐採が必要と主張。与党・法と正義(PiS)は伐採量の上限を3倍に引き上げ、ユネスコや環境保護団体の批判を招いていた。

この問題でポーランド政府の正式な敗訴が確定した場合、400万ユーロを超える罰金に加え、裁判所の命令に従うまでの間、毎日最大30万ユーロの制裁金が科される可能性もある。[EU規制]


関連国・地域: EUポーランド
関連業種: 農林・水産社会・事件政治

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