• 印刷する

欧州司法裁、ポーランドの原生林の伐採差し止め

欧州司法裁判所はポーランド政府に対し、欧州最後の原生林であるビャウォヴィエジャの森での大規模な伐採を即時中止するよう命じる仮判断を下した。欧州連合(EU)の指令に違反するとして、伐採の差し止めを求めた欧州委員会の訴えを認めた格好だ。

この森はポーランド東部のベラルーシとの国境にまたがり、野生のヨーロッパバイソンなど59種の哺乳類や250種を超える鳥類が生息。太古の森が残っているとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産にも登録されている。

しかしポーランドのシシュコ環境相は、キクイムシの被害を食い止めるため、年内に100万本以上の樹木の伐採が必要と主張。与党・法と正義(PiS)は伐採量の上限を3倍に引き上げ、ユネスコや環境保護団体の批判を招いていた。

この問題でポーランド政府の正式な敗訴が確定した場合、400万ユーロを超える罰金に加え、裁判所の命令に従うまでの間、毎日最大30万ユーロの制裁金が科される可能性もある。[EU規制]


関連国・地域: EUポーランド
関連業種: 農林・水産マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

ポーランド大統領、酒類・砂糖増税に拒否権(12/24)

アセルサン、ポーランドと防衛契約を締結(12/24)

カズトランスオイル、初のEUオフィス開設(12/24)

防衛ラインメタル、ポーランド社と技術契約(12/24)

米の対ポーランド投資、今年は過去最高に(12/23)

ポーランド、EV充電ポイントが39%増加(12/23)

ルルレモン、欧州5カ国に来年進出(12/23)

ポーランド、洋上風力で初の入札実施(12/18)

レボリュート、携帯電話事業に参入(12/18)

シーイン、ポーランド南西部に物流ハブ開設(12/17)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン