独自動車部品大手ロバート・ボッシュは、自動車大手ダイムラーと共同で2018年までにドイツで自動運転のロボットタクシーの試験を行う方針だ。同社のシャーシ・システム制御部門を率いるゲアハルト・シュタイガー氏の話として、業界誌アウトモビルウォッヘが8日伝えた。
まず国内の複数の都市で、少数のロボットタクシーを展開する予定で、当初は安全上の理由から運転手が乗車する。2022年には商業化する計画という。
ボッシュとダイムラーは4月、完全自動走行システムの開発で提携すると発表。市街地を完全自動走行できる量産向け運転システムの開発を目標に、米自動車技術者協会(SAE)が定める自動運転レベルで最高水準の5と4に対応するソフトウエアとアルゴリズムを開発するとしていた。SAEの自動運転レベルは0~5の6段階で、5は完全自動運転を指す。4は一部の運転モードを除き、自動車の制御や環境認識、走行レーンの切り替えなどを自動で行う。
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