• 印刷する

EUの輸出先の貿易障壁、昨年は10%増加

欧州委員会によると、欧州連合(EU)の対外輸出に関わる世界の貿易障壁は2016年末時点で372件に上り、1年間で10%増加した。保護主義が広がっていることがうかがえる。

EUの輸出先のうち、何らかの障壁を設けているのは50カ国余り。こうした障害は昨年には36件増えており、年間約270億ユーロ規模に上るEUの輸出に影響が及ぶ可能性がある。ただ同時に、欧州委の「市場アクセス戦略」により20件の障壁撤廃にも成功しているという。

EUにとって貿易障壁がとりわけ多いのはロシア、中国、インド、ブラジルなど。昨年にはスイス、アルジェリア、エジプトも新たな保護主義的措置を導入している。一方、韓国、中国、イスラエル、ウクライナでは多くの障壁が取り除かれた。

例えば、中国はEUの化粧品に課していたラベル表示義務を中止。韓国は自動車の座席のサイズ規定を国際的標準に合わせることで合意している。[EU規制]


関連国・地域: EUスイスロシアウクライナアジアアフリカ中南米
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

【今週の主な予定】7月21~25日(07/21)

EU、米国製自動車への関税引き下げ提案か(07/21)

EU、対露制裁で合意=原油上限引き下げ(07/21)

EU、GCCと戦略的提携の協議開始で合意(07/21)

ユーロ圏建設業生産、5月は1.7%減少(07/21)

ウクライナ議会、新首相承認=内閣刷新(07/18)

ユーロの地位向上の課題 安全資産不足の解消は進むか? <連載コラム・欧州経済の潮流を読む> 第71回(07/18)

ノルウェー、米の関税引き上げ阻止目指す(07/18)

欧州委、過去最大2兆ユーロの中期予算発表(07/18)

ステランティス、モロッコ工場で生産倍増へ(07/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン