• 印刷する

伊政府、難民救助船の入港拒否も辞さず

イタリア政府は、地中海経由で流入するアフリカ難民の受け入れ問題をめぐり、他の欧州連合(EU)加盟国からさらなる協力が得られない限り、国内港から救助船を追い返すことも辞さない構えを見せている。関係者の話として、フィナンシャルタイムズなどが29日伝えた。

背景には、過去5日間で1万1,000人近い難民が到着するなど同国の負担が急速に増え続け、対応能力が限界に達していることがある。

イタリアのマッサリEU大使は欧州委員会のアブラモプロス移民・内務担当委員との会談で、「わが国が直面する問題は深刻であり、EUは背を向けてはならない」と主張。伊南部のシチリア島やカラブリア州などで外国籍の人道援助船の入港を拒否する可能性も伝えたという。

同大使は難民認定手続きの大幅な見直しをEUに正式に提起するよう伊政府から指示されたとも報じられている。[EU規制]


関連国・地域: イタリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

仏伊首脳、6月3日にローマで会談へ(05/30)

伊当局とファッション業界、労働搾取に対処(05/29)

伊、空港職員とタクシー運転手がスト=28日(05/28)

スイスの消費者、米製品の購入に後ろ向き(05/23)

中国BYD、欧州で低価格EVを発売(05/23)

独鉄道、ミュンヘン―ローマ直通運転を計画(05/22)

伊本土とシチリア結ぶ橋、夏に着工(05/21)

欧州委、ユーロ圏経済見通しを下方修正(05/20)

自動車VW、傘下イタルデザインの売却検討(05/20)

ステランティス、マセラティ生産を国内移転(05/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン