パリでこの夏、16カ所の公園が24時間開園する。7月1日から9月3日の間、昼夜を問わずパリ市民に憩いの場を提供する。パリ市役所が26日発表した。
同市では既に137カ所の緑地が夜間もオープンしているが、この夏はこれに新たに16カ所の公園が加わる。パリ市は昨年の夏に、9カ所の公園を試験的に24時間オープンしており、今年は規模を拡大する格好だ。
市民の多くはこれを歓迎しているが、近隣住民からはごみや騒音の増加を心配する声も上がっている。14区のモンスーリ(Montsouris)公園をめぐっては、24時間開園に反対する署名活動が行われ、住民700人が署名した。ただ、パリ市は予定は変更せず、騒音防止のために定期的にこれらの公園をパトロールするほか、大型のごみ箱を設置して清掃を強化するとしている。
なお、都心の熱気を逃れてパリ脱出旅行を計画する市民は、7月29日に車で移動するのは避けた方がよさそうだ。政府の交通情報サービスによると、この日はパリから郊外に向かう全道路で深刻な渋滞が予想されている。このほか、8月5日はオーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏で都市部から郊外へ向かう道路が混雑し、また8月12日にも同地域圏および南部の地中海沿岸で道路が混む見通し。また、これらの地域では8月19日に郊外から都市部に向かう車で渋滞すると予想される。
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