6月8日の総選挙後、最大野党・労働党のコービン党首を支持する人が増えている―――。英紙タイムズがインターネット調査会社ユーガブ(YouGov)に委託した最新調査で、こうした傾向が明らかになった。
調査は6月21~22日、英国在住の1,670人を対象に行われた。その結果、コービン党首のほうが首相にふさわしいと思うと答えた人が35%に上り、メイ首相の34%を1ポイント上回った。労働党党首への支持が保守党党首を上回ったのは過去10年間で初めて。
総選挙前の4月中旬の調査では、メイ首相の支持率が54%だったのに対し、コービン党首は15%だった。コービン党首の支持者の数は、50歳以下の各年齢層でメイ首相の支持者を上回っている。
なお、保守党が主導する、単一市場への残留よりも移民規制や主権の回復を優先する「ハード・ブレグジット」を支持する人は42%と前回から5ポイント減少。一方、人の自由な移動を受け入れ、単一市場に参加する「ソフト・ブレグジット」の支持者は58%となり、前回から5ポイント増加した。
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