• 印刷する

グラール仏国防相、公金流用疑惑めぐり辞任

フランスのシルビー・グラール国防相は20日、欧州議会の公金が、所属政党「民主運動」の在仏職員の給与支払いに流用されたとの疑惑を受け、辞任すると発表した。同相が欧州議員時代に不正行為に関わったとして、捜査を受ける可能性があるため。グラール氏の声明を元に、AFP通信などが伝えた。

グラール氏は5月にマクロン氏が大統領に就任した際に、国防相に登用されたばかり。同氏は今回、「マクロン大統領は、公職に対する国民の信頼を取り戻すことや、フランスの改革、欧州の再出発に取り組んでおり、これらの課題がいかなる個人的な事情よりも優先されるべき」と説明。国民議会選挙を終え、政権の微調整が行われるのを機に、辞任を申し出た格好だ。

フランスの検査当局は6月初め、仏週刊誌カナール・アンシェネ(Le Canard Enchaine)による不正疑惑報道を受け、民主運動の予備調査に着手した。同党は、マクロン大統領率いる中道の新党「共和国前進(REM)」(旧アン・マルシュ)と同盟関係にある。民主運動の党首を務めるフランソワ・バイル氏は、マクロン氏の強力な支持者として知られており、司法相に任命されている。[労務]


関連国・地域: フランスEU
関連業種: 政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

自動車ルノー、第1四半期は1.8%増収(04/24)

仏製薬サノフィ、ベルギーで99人整理(04/24)

仏ミシュラン、ルーマニアに生産移転へ(04/24)

ICE車販売禁止は実現困難 EUの35年目標=欧州会計監査院(04/24)

移民ルワンダ移送法案、議会通過=夏実行へ(04/24)

電機ルグラン、オランダのソフト社買収(04/24)

ECB、年内に数回利下げか=米は政策変更(04/24)

シェルやトタル、UAEでLNG事業参画か(04/24)

食品ABフーズ、上半期は37%増益(04/24)

トタル、オマーンでLNGプラント建設(04/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン