ドイツ国内の4州で19日午前1時(現地時間)から同4時30分にかけて、高速列車インターシティーエクスプレス(ICE)の信号設備に放火する事件が立て続けに起きた。警察当局は政治的な動機による犯行とみて捜査を進めている。AFP通信などが伝えた。
警察当局によると、放火が確認されたのは北部ニーダーザクセン州とベルリン、西部ノルトライン・ウェストファーレン州、東部ザクセン州内の計12カ所。これにより、ザクセン州のライプチヒ(Leipzig )やドレスデン(Dresden)、ベルリンーチェコ・プラハ間の長距離路線が遅延するなどの影響があった。
ドイツは来月7~8日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の開催を控えている。犯行の目的は現時点で不明だが、当局は「ハンブルクで開催されるG20に関連した政治的な動機は排除されない」としている。
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