ベルリンにドイツ初の「リベラル」なモスクがオープンした。イスラム教スンニ派もシーア派も、男性も女性も、さらには同性愛者も共に祈りを捧げることができる。AP通信などが伝えた。
新モスクはトルコの出稼ぎ労働者の娘で、著名な女性の権利活動家でもある弁護士セイラン・アテス氏が主宰。中世の哲学者イブン・ルシュドとドイツの詩人ゲーテにちなんで「イブン・ルシュド・ゲーテ・モスク」と名付けられた。
場所は移民が多く住む繁華街モアビット(Moabit)の一角。モスクといっても特徴的な尖塔があるわけではなく、ルーテル教会の赤レンガの建物の3階にある大広間を1年間、間借りする形となった。
ここでは保安上の理由から、顔全体を覆う女性用ベール「ブルカ」や「ニカブ」の着用はご法度。またスカーフは着けなくても構わず、女性がイマーム(イスラム教の宗教指導者)として説法を行うことも許されるという。
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