• 印刷する

ドイツ人を父親と偽る難民の妊婦が増加

ドイツで難民の妊婦がドイツ人男性を父親と偽って、居住権を不正取得する行為が横行している。内務省幹部の話として、BBC電子版などが6日伝えた。

公共ラジオ局RBBによると、一部の妊婦は父親役や弁護士に不正手続きを依頼する際、5,000ユーロ程度の謝礼を支払っていたことも判明。役所での登録が完了すれば、生まれてくる子供は自動的にドイツ国籍を与えられ、母親は居住権を得ることができる。こうした不正行為はベルリンだけでも最大700件発覚しており、見過ごされたケースも少なくないとみられる。

この問題をめぐっては、憲法裁判所が2013年、子供が無国籍状態に置かれるリスクを考慮し、たとえ疑わしいケースでも追及を控えるよう勧告していた。しかし政府はあくまで不正行為を取り締まる新法を近く導入する方針。父親の偽装が判明すれば、子供の国籍を剥奪するとしている。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

独経済、26年は1.3%成長 政府見通し引き上げ=内需主導(10/09)

BMW販売台数、第3四半期は8.8%増加(10/09)

防衛ヘルシング、豪の水中ドローン社を買収(10/09)

銅アウルビス、欧州向け割増金が40%上昇か(10/09)

建材クナウフ、露事業の売却が決裂(10/09)

鉱工業生産、8月は4.3%減少(10/09)

ベルリン、親パレスチナデモで193人拘束(10/09)

35年のICE車禁止で対立 首相は撤回要求もSPDは固執(10/08)

防衛3社、オランダ旧ネッドカー工場で生産(10/08)

自動車にグリーン鉄活用=政府の産業支援案(10/08)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン