• 印刷する

仏でタンクローリー運転手がスト、ガソリン不足

フランスで約1,200カ所の給油所が、ガソリン不足で一時閉鎖に追い込まれている。政府に労働条件の見直しを訴える仏労働総同盟(CGT)のタンクローリー運転手が、ストを約1週間にわたり実施しているため。AFPなどが5月31日伝えた。

それによると、31日の時点で全国約1万1,000カ所にある給油所のうち、400カ所以上で完全にガソリンがなくなり、約840カ所の給油所がガソリン不足に陥った。中でもパリでの影響が深刻で、4割近くの給油所で完全あるいは部分的なガソリン不足に見舞われている。

CGTは、賃金の引き上げや健康診断の強化、クリスマスボーナスの支給、労働時間を1日当たり10時間以内に制限することなどを要求している。OGTは1年前にも、政府が強行に成立させた労働市場改革法案に反対し、製油所や燃料貯蔵庫を封鎖していた。その際は約1,600カ所の給油所が閉鎖に追い込まれている。

政府の広報官は「給油所は全て通常通り再補給されている」とコメント。フランス石油産業連盟(UFIP)は、給油所に殺到しないよう呼び掛けている。[労務]


関連国・地域: フランス
関連業種: 医療・医薬品化学運輸天然資源マクロ・統計・その他経済雇用・労務社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

EDF、コルドメ発電所を原発施設に転換へ(05/30)

仏伊首脳、6月3日にローマで会談へ(05/30)

仏・インドネシア首脳会談=防衛協定に調印(05/29)

レミーコアントロー、新CEO就任へ(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

エクソンモービル、仏子会社売却で独占交渉(05/29)

RTE、洋上風力ケーブル工場の誘致検討(05/28)

インフレ率、5月は0.7%=速報値(05/28)

カジノ、モロッコで210店舗を出店へ(05/28)

DSスミス買収の米社、英拠点5カ所閉鎖へ(05/28)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン