民泊予約サイトの米エアビーアンドビー(Airbnb)は、近くパリで年間120日を超える貸し出しを自動的にブロックする方針だ。法令に基づく自発的措置で、現在、自治体の了承を待っている。仏メディアのザ・コネクションが伝えた。
フランスでは、自宅を用いた年間120日超の民泊を法律で禁止。パリなどでは最近、民泊予約サイトを利用する家主に役所への登録を義務付ける法令も施行されている。ただ、まだオンラインで登録手続きができる自治体がないため、エアビーアンドビーは独自のシステム提供を申し出ているという。
同社のパリの貸し出し物件数は7万8,000軒と世界の都市で最多。人口比で見ても、住民約30人に1軒の割合と、2位のロンドン(200人に1軒)をはるかに上回る。
昨年はフランス国内の民泊利用者800万人のうち220万人がパリかその周辺に宿泊しているという。
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