ロシア最大の金融機関ズベルバンク(Sberbank)は18日、英ブランドコンサルティング会社ブランドファイナンスによる最新の調査で、国内で最も価値のあるブランドに選出されたと発表した。
ブランドファイナンスによると、ズベルバンクのブランド価値は5,690億ルーブル(101億1,000万ドル)となり、前回調査から23%増加した。金融機関では、欧州で6位、世界全体でも24位につけている。
ブランドファイナンスは今回、ズベルバンクの優良な融資ポートフォリオや、リスク管理の徹底、野心的かつ革新性の高い経営を高く評価。中でも、同行が一般消費者向け取引(BtoC)と企業間取引(BtoB)の両方を対象とする大規模な電子商取引(eコマース)システムを構築する計画を打ち出し、中国のeコマース大手アリババ・グループと手を組んだことで同計画の実現性が高まった。
一方、総合的なブランド力で国内最強の座を射止めたのは、アエロフロート・ロシア航空だった。ブランド力は、財務状況だけでなく、知名度や、企業の評判、顧客によるブランドロイヤルティーなどを元に評価される。アエロフロートは国内での圧倒的なシェアや、公式スポンサーを務めるサッカー英プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド人気を背景にブランド力を強化。航空会社に限ると、世界最強ブランドに浮上している。
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