英国で健康志向の高まりとともに、「フリーフロム(free from)」食品の市場が着実に拡大している。市場調査会社カンター・ワールドパネルが4日公表したデータを元に、BBC電子版などが報じた。
フリーフロムとは英語で「含まれていない」の意。例えばグルテンを含まない食品は「グルテンフリー」などと宣伝され、特定成分が含まれない食品を総称してフリーフロム食品と呼ぶ。
英国では医学的理由から一部の食品成分の摂取を控える必要がある人は全体の5%に過ぎない。しかし今回の調査によると、英国の全世帯の54%が過去3カ月の間に何らかのフリーフロム食品を購入。1年前に比べ購入者は330万人増えている。
フリーフロム食品の売上高はこの期間、36%増加。特に若年層に人気があり、45歳未満を含む世帯は購入率が他の世帯を20%上回った。
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