欧州でオンライン販売が最も普及しているのはポーランド——。こうした事実が、米クレジットカード大手マスターカードがまとめた調査で明らかになった。ワルシャワ・ビジネス・ジャーナルなどが伝えた。
それによると、ポーランドで毎日、電子商取引(eコマース)サイトで買い物する人の割合は9%と、リトアニアと並んで欧州最高を記録。欧州平均は6%だった。ただ、ポーランドではオンライン販売利用者の約40%が必要な商品は地場のeコマースサイトで入手できると回答。年に1回以上、国外のサイトで商品を購入するとした利用者の割合は20%にとどまり、ルーマニアと並んで欧州最低水準となっている。
また、ブルガリア、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、リトアニア、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スロバキアで、インターネット利用者の40%以上が国外のeコマースサイトを利用したことがないことが分かった。
なお、非接触型決済の普及率を見ると、ポーランドで発行されたカードの約9割が非接触機能を搭載しており、チェコと共に欧州トップとなっている。ドイツでは、こうした機能を搭載したカードの割合は全体の17%にとどまっている。
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