欧州で最も物価が高い都市はスイスのチューリヒ――。世界全体では昨年から順位を1つ落とし、3位に付けた。英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた調査で明らかになった。
EIUは世界の133都市を対象に、食品や飲料のほか衣料品、家賃、交通費など計400種類以上の財やサービスの価格を比較。ニューヨークを100点として各都市の物価指数を算出する。同指数は海外赴任や海外出張の手当などの参考として使われる。
欧州ではチューリヒに続き、ジュネーブとパリが共に7位に付けた。コペンハーゲン(9位)もトップ10に食い込んだ。昨年6位だったロンドンは、ブレグジット決定後のポンド安を背景に順位を大きく下げ、24位にとどまった。
世界全体では、シンガポールが4年連続でトップを堅持。最下位はカザフスタンのアルマトイだった。東京は4位、大阪は5位と、それぞれ7つ、9つ順位を上げている。
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