大統領選を約1カ月後に控えたフランスで、マクロン前経済・産業・デジタル相(39)が優勢を保っている。4月23日に実施される第1回投票の予想得票率は26.5%とルペン国民戦線党首(48)を0.5ポイント上回り、決選投票では大差で勝利する見通しだ。19日に公表された仏世論調査会社オドクサ(Odoxa)と電通コンサルティングの共同調査で、こうした結果が出た。
17日の締め切りまでに、両氏を含む計11人が立候補した。第1回投票の予想得票率で3番手に付けたのは、スキャンダルに揺れる中道右派候補のフィヨン元首相で19%。これに中道左派候補のアモン前国民教育相(12.5%)、左翼党のメランション共同党首(10.5%)が続く。第1回投票の上位2名による決選投票では、マクロン氏の得票率が64%に達し、ルペン氏(36%)を大きく引き離すとみられている。
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