ドイツ西部デュッセルドルフ駅の構内で9日午後9時ごろ(現地時間)、おのを持ったコソボ出身の男(36)が利用客を襲撃し、9人が負傷した。男は現場から逃走したが、取り押さえられた。動機は現時点で不明だが、精神疾患があり、テロの可能性は低いという。
犯人は都市近郊鉄道Sバーンに乗車中に犯行を開始し、デュッセルドルフ駅到着後も利用客への襲撃を続けたとされる。被害者のうち3人は重傷を負ったが命に別状はなく、犯人も逃走中に橋から飛び降りて骨折した。
犯行当時、容疑者は数人いるとされ、警察が大規模捜査を展開。後に単独犯と判明した。鉄道は一時運行を停止していたが、10日朝には再開した。
ベルリンでは昨年12月、難民申請を拒否されたチュニジア人の男がクリスマスの屋外市場を大型トラックで襲撃し、12人が死亡、約50人が重軽傷を負う事件が発生している。また7月にはバイエルン州ビュルツブルク(Wuerzburg)で、アフガニスタン出身の難民の少年(17)がドイツ鉄道(DB)の乗客をおのとナイフで攻撃し、4人が重軽傷を負った。
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