ポーランドで若者の6割超が右派寄りとなっている――。こうした傾向が、調査会社カンター・パブリックが若年層を対象に実施した最新の調査で明らかになった。ワルシャワ・ボイスが8日伝えた。
調査は15~24歳を対象に実施。この結果、自身を右派とする回答は全体の22%、中道右派とする回答は44%となり、右派寄りが66%を占めることが分かった。一方、左派とするのはわずか8%。中道左派の24%と合わせても、左派寄りは32%にとどまっている。
政党別にみると、反体制をうたう政党の人気が高く、元ロック歌手のパウェウ・クキス氏が率いる右派の新党クキス15が高い支持を集めた。これに、エコノミストのリシャルト・ペトル氏が率いる新党モダン(Nowoczesna)、与党・法と正義(PiS)、2015年に野党に下った中道右派の市民プラットフォーム(PO)が続いている。
なお、カンターが18歳以上の1,009人を対象に2月17~22日に実施した調査では、与党・法と正義の支持率が41.3%に達し、首位を独走している。市民プラットフォーム(PO)は27.5%で第2位。これにモダンとクキス15が共に10%で続いている。
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